この世の中は“正しい方向”に進んでいくようになっています。※
どんなことでも“正しい方向”に進んでいくようになっています。
途中でその流れに逆らうようなことが起こったとしても、それは一時的なもので、「“正しい方向”に進んでいく」という流れは変わらないのです。
それぞれが、「自分だけ良ければそれでいい」「自分の国だけ良ければそれでいい」という考え方をしていたら、世の中うまくいくはずありません。
この世の中は、人々の思いが作り出しています。
ですから、世の中は、多くの人の思いの方向に進んでいくのです。
日常生活の中でも、「どう考えてもおかしい」ということが起こることがあります。
しかし、心配ありません。
「おかしい」ことはきちんと訂正され、正しい方向に軌道修正されます。
(できれば、「おかしい」と思ったことは、きちんと「おかしい」と言ってあげたほうが相手のためにもなります)
一人一人の思いによってこの世の中は作られています。
※正しい方向とは、人それぞれが持っている“良心”が選んだ方向です。
●「この世の中は“正しい方向”に進んでいくようになっている」を精神的な病の場合で考えてみます。
この世の中は、紆余曲折しながらも最終的には“正しい方向”に進んでいくようになっています。
「この世の中は“正しい方向”に進んでいく」を精神的な病の場合で考えてみます。
精神的な病の場合、“正しい方向”とはどのような方向でしょう?
“正しい方向”を、「いちばん多くの人が望んでいる方向」として考えてみます。
精神的な病の場合、「いちばん多くの人が望んでいる方向」とはどのような方向でしょう?
その人本人だけの問題として考えると、「精神的な病で苦しまないようになること」だと思います。
そして、ほかの人も含めた世界全体の問題として考えると、「世界中で精神的な病で苦しむ人がいなくなること」ではないでしょうか。
精神的な病の場合、いちばん多くの人が望んでいる方向とは「世界中で精神的な病で苦しむ人がいなくなること」だと思います。
この世の中は“正しい方向”に進んでいくようになっています。
私は、これからの未来は「この世の中で精神的な病で苦しむ人がいなくなる」を目指して進んで行くと思っています。
それは、「この世の中で精神的な病で苦しむ人がいなくなる」ことがいちばん正しい方向だからです。
「この世の中で精神的な病で苦しむ人がいなくなる」ことで誰か損する人がいるでしょうか?
「この世の中で精神的な病で苦しむ人がいなくなる」ことを嫌がる人がいるでしょうか?
(「“精神的な病で苦しんでいる人にアドバイスして生計を立てている人”は生活が苦しくなるのでは?」と言う人がいるかもしれませんが、精神的な病で苦しんでいる人にアドバイスする人は、みんな「精神的な病の苦しみがなくなってほしい」という思いで苦しんでいる人に対してアドバイスしているのではないでしょうか。ですから、「この世の中で精神的な病で苦しむ人がいなくなる」ということはアドバイスする側の人も望んでいることなのです。みんな世の中の変化に合わせて生活手段を考えていくようになると思います)
これからは正しい方向目指して、「この世の中で精神的な病で苦しむ人がいなくなる」ような活動をおこなっていかなければいけません。
現在では、多くの人が「精神的な病を治す」という活動に力を入れています。
精神的な病で苦しむ側から見ると、「精神的な病を治す」という行動に移す時というのは、精神的な病を発症し、症状に苦しめられるようになり、「もう苦しみで我慢できない」という思いになった時です。
ですから、「精神的な病を治す」という行動に移して、たとえ、精神的な病が治ったとしても、「精神的な病を治す」という行動するまでは苦しまなければいけないことになるのです。
このように、「精神的な病を治す」という考え方では、この世の中で精神的な病で苦しむ人がいなくなることはないのです。
それでは、精神的な病での“正しい方向”、「この世の中で精神的な病で苦しむ人がいなくなる」を目指すにはどのような活動をおこなっていけばいいのでしょうか?
“精神的な病を発症させないようにする”です。
精神的な病を発症すると苦しむことになるわけですから、「この世の中で精神的な病で苦しむ人がいなくなる」には精神的な病を発症しないようにしなければいけません。
「“精神的な病を発症させないようにする”なんてできるわけない」
という思いになるかもしれません。
確かに、これまでの考え方では「精神的な病を発症させないようにする」ことは難しいでしょう。
だから、精神的な病に対する考え方を変えなければいけないのです。
現在では、多くの人が「精神的な病を発症することは情けないこと」「精神的な病を発症する人は情けない人」という思いです。
このような思いがあるから、精神的な病を発症した場合、「どうにかしなければいけない」といろいろなことを考え続けることになるのです。
いろいろなことを考え続けることにより、精神的な病に対する意識が強くなり、症状はどんどん悪化していくのです。
“精神的な病を発症させないようにする”には、精神的な病に対する考え方を「精神的な病を発症することはすごいこと」「精神的な病を発症する人はすごい人」に変えなければいけません。
「精神的な病を発症することはすごいこと」「精神的な病を発症する人はすごい人」という考え方であれば、精神的な病が発症したとしても「どうにかしなければいけない」という思いにはなりません。(逆に自慢できるようになります)
「どうにかしなければいけない」という思いにならないので、症状が出てもまったく気になりません。
症状が出てもまったく気にならないので苦しむことはないのです。
このように考えると、
“精神的な病を治す”という行動は、「精神的な病を発症することは情けないこと」「精神的な病を発症する人は情けない人」という思いを助長させている。
と言うこともできるのです。
これまで精神的な病で苦しむ人が減っていくことがなかったのはどうしてでしょう?
精神的な病に対する考え方、対処法が間違っていたからではないでしょうか。
この世の中は、“正しい方向”に進んでいくようになっています。
この世の中は、紆余曲折しながらも“正しい方向”に進んでいくようになっています。
精神的な病に対する考え方を、「精神的な病を発症することはすごいこと」「精神的な病を発症する人はすごい人」という考え方に変えていくことによって、“正しい方向”(この世の中で精神的な病で苦しむ人がいなくなる)に進んで行くようになると思っています。
(これまで書いてきたことは、あくまで私個人の意見です)
●他の人にアドバイスする立場の人に一つだけ気をつけてほしいことがあります。
「努力すれば精神的な病の症状はまったく出なくなるんだ」という思いで、これまで通り「症状が出ないようにする」「精神的な病を治す」というやり方を続けるという人もいると思います。
人それぞれ考え方が違うので、自分が正しいと思うやり方をすればいいのではないかと思います。
ただ、他の人にアドバイスする立場の人に一つだけ気をつけてほしいことがあります。
「これまでの自分の信念を、途中で他の人にわからないように変えないでほしい」ということです。
他の人にアドバイスする立場の人はとても大きな責任を背負っています。
「これまでやってきたことが間違いだった」と気づいた時、
自分ひとりだけであれば、「これまでのやり方は間違っていたようだ。こっちのやり方に変えよう」で済みます。
しかし、他の人にアドバイスする立場の人はこれでは済みません。
アドバイスされる方は、「アドバイスする人が言うことが正しい」という思いで、アドバイスに従ってこれまでやってきたのです。
アドバイスに従ってこれまでやってきた結果、なかなか症状が改善せず、逆に症状が悪化した人もいるかもしれません。
アドバイスする立場の人は、「このやり方で苦しみはなくなる」という自分の信念を持ってこれまでやってきたと思います。(中には、高額のお金をもらってアドバイスしている人もいるようです。まさか、苦しんでいる人を相手にお金儲けのためにやってきたのではないと思います)
それであるならば、これから先も自分の信念通りやっていけばいいと思います。
もし、「これまでのアドバイスがちょっと間違えていたようだ」と感じたならば、素直に、アドバイスしている他の人に対して「これまでアドバイスしてきたことが間違っていた」ということを伝えてほしいと思います。
そして、「アドバイスを軌道修正する」ことを伝えてほしいと思います。
アドバイスする立場の人はそれだけの責任があるのです。
アドバイスする立場の人が絶対にやってはいけないことは、“知らないうちに軌道修正する”ことです。
アドバイスする立場の人が絶対にやってはいけないことは、わからないように少しずつ軌道修正することです。
私も、これまで苦しみ続けてきた中で、『あがり症克服する~教室』などというものに参加したこともあります。結構高額な料金でした。
その『あがり症克服する~教室』では、様々なやり方で“症状が出ない(あがらない)ようにする”というものでした。
滑舌を良くする発声練習などもありました。
参加しても私の症状はまったく良くなりませんでした。逆に悪化したようにも感じました。
そんな自分を「俺はダメな人間だ」と責めました。
それでも、家で「発声練習」など教えられたことを毎日繰り返しやりました。
「教えられたことを練習するために多くの人と接する」という努力もしました。
しかし、症状が出ないようにすればするほど症状は悪化していったのです。
私と同じように『あがり症克服する~教室』などのようなものに参加し、「どうにかして症状が出ないようにしよう」と努力した結果、逆に症状が悪化したという人は結構多いのではないでしょうか。(もちろん、『あがり症克服する~教室』などのようなものに参加したすべての人が悪化するわけではなく、中には「良くなった」と感じた人もいると思います)
その後、私は独自の研究で、「症状に対する(マイナス)意識が強くなればなるほど症状は悪化する」ということがわかりました。
ですから、滑舌を良くする発声練習などは、声を出すことを強く意識するようになってしまうので、逆に症状が悪化しやすくなるのです。
(「“滑舌を良くする発声練習”をさせる『あがり症克服する~会』などは、“症状が出ないようにする”という考え方である」と言えます)
「“症状が出ないようにする”を目指す」と「“症状を意識しないようにする”を目指す」はまったく逆の方向です。
(“症状が出ないようにする”を目指せば、「どうにかして症状が出ないようにしよう」という思いになるので、症状を強く意識することになってしまいます)
ですから、これまでは“症状が出ないようにする”ことを目指してアドバイスしてきた人が、“症状を意識しないようにする”ことを目指してアドバイスするようになる(例えば、これまでずっと続けてきた「滑舌を良くする発声練習をとりやめる」など)ということは、これまで自分がアドバイスしてきたことを否定することになってしまうのです。
「これまで自分がアドバイスしてきたことは正しい」という思いがあるのならば、自分の信念を貫き通せばいいのです。
もし、「これまでアドバイスしてきた方向が間違っていた」という思いになった時には、間違っていたことを反省し、きちんとそのことをアドバイスする側にも伝えればいいのです。
アドバイスする立場の人が絶対にやってはいけないことは、“知らないうちに軌道修正する”ことです。
アドバイスする立場の人が絶対にやってはいけないことは、わからないように少しずつ軌道修正することです。
アドバイスされる人は、アドバイスに従って一生懸命努力するのです。他の人にアドバイスする立場の人は、自分がアドバイスしていることに対しての責任の大きさをしっかり認識しておく必要があります。
私は、「この世の中は紆余曲折しながらも、最終的には“正しい方向”(いちばん多くの人が望んでいる方向)を目指して進んで行く」と思っています。
精神的な病に関して言えば、多くの人が望んでいることは“精神的な病で苦しむ人がいない世の中”だと思います。
私は、「“精神的な病で苦しむ人がいない世の中”にする方法はひとつしかない」と思っています。
「精神的な病を発症することはすごいこと」「精神的な病を発症する人はすごい人」という世の中になることです。
「精神的な病を発症することはすごいこと」「精神的な病を発症する人はすごい人」という世の中になれば、精神的な病で苦しむ人はいなくなると思っています。
精神的な病を発症することを自慢できる世の中になれば、精神的な病で苦しむ人はいなくなると思っています。
これから、「精神的な病を発症することはすごいこと」「精神的な病を発症する人はすごい人」という世の中になるように努力を続けていきます。
私は、必ず「精神的な病を発症することはすごいこと」「精神的な病を発症する人はすごい人」という世の中になると思っています。