『大事なことは「自分がどう思うか」ということです!』

精神的な病は“考える病気”です。

症状があなたを苦しめているわけではありません。

症状のことを強く意識し、ずっと考え続けていることが苦しみになっているのです。




どうして症状のことを強く意識し、ずっと考え続けるのですか?


無人島で一人でずっと暮らし続けていると考えてみてください。

まわりには誰一人いません。その中で一人で生きていかなければいけないのです。


自分の他に誰もいなかったとしても、「症状が出ないようにしなければいけない」と考え続けますか?



症状のことを強く意識し、ずっと考え続けるのは、「他の人によく思われたい」という気持ちがとても強いからです。

誰でも「他の人によく思われたい」という思いはありますが、精神的な病で苦しんでいる人はとくに「他の人によく思われたい」という思いが強い人です。


何度も戸締り確認を繰り返したとしても、「これで泥棒は絶対に入らない」という思いになれば苦しみにはなりません。
「こんな何度も戸締り確認を繰り返しているところを他の人に見られたら変な人だと思われる」という思いになってしまうから苦しむことになってしまうのです。




あなたが生きているのは自分の人生です。
あなたが思ったことがカタチとなり、あなたの人生を作っていくのです。

大事なことは「どう思われるか」ではありません。
大事なことは「自分がどう思うか」ということです。


自分が「情けない」と思えば“情けない自分”になります。
自分が「素晴らしい」と思えば“素晴らしい自分”になります。



「自分がどう思うかによって、事実はどうにでも変わる」
苦しみをなくすために、このことを忘れないようにしてください。





「他の人によく思われたい」という気持ちがとても強くなるのは、子供の頃の厳しい家庭環境が大きく影響しているようです。